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企業の業務内容を「中学校のキャリア教育授業」にカスタマイズ

企業のCSR・SDGsの活動支援の一環として、オリジナルの映像教材・ワークシートなどを作成し、
次世代を担う子供たちのキャリア形成をサポートする為のオンライン出前授業を実施しています。


オンラインキャリア教育(出前授業)

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オンライン出前授業の運営体制

学校と企業をスムーズにオンラインでつなぐ

オンライン出前授業の運営体制は以下のイメージ図の通りです。オンラインで学校・企業をスムーズにつなぐためには、2つの要素が重要です。1つは「インフラ的にしっかりつなぐ」。もう1つは「人的にしっかりつなぐ」です。事前に技術下見を行い、当日は映像の切り替えや動画の再生などを専用の機材で行います。そして、「ファシリテーター」が初対面の企業と学校をしっかりとつなぎます。

オンライン出前授業の運営体制

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オリジナル教材

NHK教育番組制作のノウハウを生かし、企業教育の現場や学校で求められる良質な教材を制作します。
教材制作に関するお問い合わせなど、まずはお気軽にご相談ください。

企業の業務内容を「教材化」します。①生徒用ワークシート

生徒が学びをより深め、自分の事として考えるツールが「ワークシート」です。実際に働いている社員のエピソードトークや仕事のやりがいの話をもとにして、文科省が定める「キャリア教育授業」の内容に合うように、ワークシートを作成します。それをもとに各グループで話し合いを行い、意見を交換していく中でキャリアに対する考えを深めていきます。

オリジナル授業

企業の業務内容を「教材化」します。②パワーポイント

通常の授業で先生が黒板に書く掲示内容は重要な教材の一つです。オンライン授業では、それを事前にパワーポイントで作成し、運営サイドで適宜スライド上映しながら授業を行い、生徒にわかりやすく仕事のやりがいや業務内容を伝えていきます。クイズや個人ワークを交えながら、生徒に最後まで飽きずに聞いてもらえるよう、様々な工夫を行っています。

★「オンラインキャリア教育 出前授業 ~化粧品業界の仕事~」 (2022年7月4日実施)で作成したパワーポイントより一部を抜粋

オリジナル授業
オリジナル授業

企業の業務内容を「教材化」します。③教材動画

生徒に一人一台PCが配布されている今、映像教材は大変有効な教材となっています。日頃からNHKの教育番組を制作しているプロの制作スタッフが、企業の活動やサービスの魅力について、わかりやすく生徒に伝えるための映像コンテンツ(教材)にまとめます。

★「オンラインキャリア教育 出前授業 ~化粧品業界の仕事~」(2022年7月4日実施)で作成した映像コンテンツ(教材)より一部を抜粋

企業の業務内容を「教材化」します。④指導案(授業の進行内容)作成

先生が授業をするためには「指導案=授業の進行内容」が必要です。出前授業の実施に向けて、指導案の作成を行います。これにより、教育現場の方に負担をかけることなく、円滑に授業を進めていただくことができます。

指導案

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イベントパッケージ・授業の内容

実施例:「オンラインキャリア教育 出前授業 ~化粧品業界の仕事~」 【2022年7月4日(月)実施】

①午前の部:10:45~12:35(50分×2コマ:途中休憩10分あり)
②午後の部:13:30~15:20(50分×2コマ:途中休憩10分あり)

東京都江戸川区立小岩第四中学校(2年生)、化粧品会社、弊社会議室をリモートでつないで実施

学校 午前の部は1クラス(2年3組)が教室から参加
午後の部は3クラス(2年1組、2組、4組)が各教室から参加
化粧品会社 研究所(横浜)
NHKエデュケーショナル 会議室(渋谷)
監修・進行 小林祐紀先生(茨城大学教育学部准教授)
ねらい ●化粧品業界で働く人たちが仕事をする中で感じているやりがいを考える
●化粧品に携わる仕事への思いを通して、未来に向かって仕事をする上で必要な力が何かをとらえる
イベントパッケージ・授業の内容
イベントパッケージ・授業の内容

中学校2学年4クラスに2コマの授業を実施

ファシリテーターの進行と指導案台本により、企業の社員と学校の生徒・先生がスムーズに授業を進めます。オリジナルの映像教材を視聴して、その仕事への基礎的理解を得た後、オンラインでの社員による生トークとパワーポイントで仕事の大変さややりがいを学び、質疑応答をします。そして、そこで考えたことをワークシートにそれぞれ記入していきます。その後、ワークシートをもとに各グループで話し合いを行い、意見を交換していく中でキャリアに対する考えを深めていきます。

イベントパッケージ・授業の内容

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出前授業に参加した生徒の声

2022年7月4日に実施したオンラインキャリア教育の授業を受けた生徒からの反響をご紹介します。

「オンラインキャリア教育 出前授業 ~化粧品業界の仕事~」 (2022年7月4日実施)

今回の学習は楽しかったですか?

NHKエデュケーショナル

動画視聴を通じて社員3人の「やりがい」を想像することができましたか?

NHKエデュケーショナル

参加者の声

  • 今回の授業を通して、将来、自分が今すべきことを考え直すことができました。また、どんな仕事に就くか、選ぶ方法も学ぶ事ができ、より深く化粧品についても知ることができました。
  • 将来について、最初は不安しかなかったけれど、今回の授業を受けて、楽しいこともあるとわかってちょっと楽しみになりました。化粧品に対しては結構興味があったので、いろいろわかってよかったです。
  • 苦労がやりがいにつながっていることを知り、どの仕事も大変だけど一つ一つの仕事には苦労とやりがいがついてまわるのだと思いました。今日の授業を通して、仕事の大変さ、やりがい、仕事の大切さを学ぶことができた良い授業でした。
  • やりがいはそれぞれの仕事、働いている人達それぞれにあるんだと感じました。そして、仕事に必要な力も仕事によって変わってくるんだと感じました。

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企業側の声

「オンラインキャリア教育 出前授業 ~化粧品業界の仕事~」 (2022年7月4日)を実施して

小川滋之

株式会社資生堂 グローバル広報部
小川滋之 様

株式会社資生堂 グローバル広報部
小川滋之 様

―― まずは今回の「オンライン・キャリア教育出前授業」について、率直なご感想を教えてください。

小川滋之様(以下、敬称略):画面越しに拝見させていただいて、とても皆さんが真面目に話を聞いたり、真剣に自分の意見をまとめたりしてくださって、とても感動しました。オンラインでもこれだけ質の高い授業ができるということを改めて実感しました。

―― 特に印象に残っていることは?

小川:授業の中で弊社が考えた実験を取り入れてくれたところです。体験を通して学ぶことは、生徒さんにとっても退屈にならず、色々なことをスムーズに理解できるので重要だと思っています。ただ、オンラインで、どこまで実験ができるのか未知数なところがありましたが、NHKエデュケーショナルのみなさんが学校の先生方と綿密な打ち合わせを実施してくれたおかげで滞りなく実施できました。生徒さんたちから驚きの声が聞こえてきたときは本当に良かったなと思います。

―― 「オンライン・キャリア教育出前授業」の可能性について、どのように考えますか?

小川:弊社は、日本のさまざまな地域に工場があるので、これまでも近隣の中学校の生徒さんなどをお呼びして、教育活動はおこなってきました。ただ、東京の本社の仕事を、他の地域にお住いの生徒さんに伝えたくても直接伝えることは難しい状況でした。しかし、「オンライン・キャリア教育出前授業」の教材を制作することで、いつでも同じ品質の授業を住んでいる地域にかかわらず生徒さんたちに伝えることができるようになるというメリットがあると感じています。

―― 「オンライン・キャリア教育出前授業」を行うにあたり、オリジナルのキャリア教育教材を制作しました。こちらに関してはいかがですか?

小川:教材制作の過程で、弊社の強みというものを改めて整理をする機会をいただきました。自分たちだけで考えていると気がつきもしなかったこと、中学生にとっては何が一番知りたいのかな、学校としては教育カリキュラムの中ではどんなことが求められているのかなど、NHKエデュケーショナルと意見交換をする中で様々な発見があり、教える側の私たちも勉強になったと強く感じています。

「オンラインキャリア教育 出前授業 ~化粧品業界の仕事~」 (2022年7月4日)を実施して

村田大知

株式会社資生堂 みらい開発研究所
※資生堂中国イノベーションセンター(2022年9月現在)
研究員:村田大知 様

株式会社資生堂 みらい開発研究所
※資生堂中国イノベーションセンター(2022年9月現在)
研究員:村田大知 様

――今回「オンライン・キャリア教育出前授業」を行っていただきました。率直なご感想を教えてください。

村田大知様(以下、敬称略):僕自身、本当にエネルギーをもらいました。本当に生徒の皆さんが真剣な眼差しで授業を聞いてくださり、活発に意見やアイデアを出している姿を目の当たりにして、僕自身もまた仕事を頑張ろうと思いました。

―― 授業をしている中で特に印象にのこっていることを教えてください。

村田:やっぱり、グループワークで生徒同士が話す機会もたくさんあったと思いますが、その時にみんなが目を輝かせながら活発に議論してる様子は、活力があり、エネルギーがあるなと感じました。実際に生徒から出てきたアイデアも大人ではなかなか出てこないようなものもたくさんあり、僕自身一つ学びになったポイントでもあります。

―― 授業をしたことで、今後の村田さん自身のお仕事へのフィードバックなどは何かありましたか?

村田:普段の自分にとっての仕事のやりがいって何だろうとか、つらさって何だろうと改めて振り返ることで、自分が大切にしているものであったり、今後さらに力を注力していきたい仕事のポイントなど、改めて自分で認識することができたので、そういった部分は僕自身、本当に大きな学びになりました。これから僕自身も研究を続けていきますが、もっと世界を騒がせるような研究をしようと、改めて思いを強くすることができました。

―― ありがとうございました。

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教育現場へ企業が参画するメリット

「キャリア教育出前授業」を実施することは、企業側にも多くのメリットがある

小林祐紀

茨城大学 教育学部 准教授
監修:小林祐紀 さん

監修:小林祐紀 さん
茨城大学 教育学部 准教授

いま学校現場では「キャリア教育」の重要性が高まっています。狭い意味での職場体験、仕事調べだけではなく、生徒が社会人・職業人として自立していくことを目指すキャリア形成のための教育です。しかし、筆者自身もそうですが、教師の多くは教員採用試験をパスすること以外の就職活動の経験がありません。教師では語ることができない、さまざまな企業、職についている人のリアルな声を聞く機会は非常に重要です。

特に、コロナ禍で職場体験に行けない、行ったとしても充実した体験ができないこのご時世。学校のある場所を問わず、生徒たちが関心のある企業の方から直接話を聞くことができるオンラインを使っての「キャリア教育出前授業」は、今後ますます期待されるでしょう。

また「キャリア教育出前授業」は、企業側にも多くのメリットがあります。多くの企業の方と接する中で、学校教育にコミットしたいという声をたくさん聞きます。ただ、その術をもっていない、チャネルをもっていない。

そのときにNHK for schoolで質の高い番組を制作してきたNHKエデュケーショナルやNPO法人企業教育研究会の教材制作能力を最大限活用する。さらに、全国の学校現場とのネットワークを活用することは大変有効であると考えています。特に学校現場が求める教材づくり、オンライン環境を整えるという役割。それらを十分に活かしながら授業を行うのはかなり難しいものです。だからこそ専門的な経験がある人に担ってもらうという考え方はけっこう大事なポイントです。

これまで出前授業は、企業の担当者が手探りで教材を作り、限られた環境の中で授業をおこなってきた状況だと思います。単にアウトソーシングするという発想ではなく、得意なことをもちよりながら「子どもたちの教育を一緒に考えていく」「子どもたちをみんなで育てていく」という発想が、これからの教育では特に重要です。そして、そのことは企業にとっての「社会づくり」、「人材育成」にもつながっていくと考えています。

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