2011年にフルデジタル化される地上波と衛星波。さらには放送と通信の融合など、放送をはじめとしたメディアは大きな変革期を迎えています。また、サービスやコンテンツに対するニーズの多様化、メディアの技術革新などが進んだ結果、世の中のひとりひとりが、それぞれの生活シーンにあわせて最適な端末やサービス、コンテンツを積極的に選択する「使い手主導」の時代がすでに始まっています。
一方で、ここ数年、少子高齢化、気候変動、パンデミックの恐怖、就職難、自殺者の増加などさまざまな不安が、私たちのくらしに大きな影を落としています。こうした時代の中、少しでも不安をやわらげ、こころ豊かに、明るい将来に向けて毎日を積み上げていきたいと願う人びとが多いのではないでしょうか。
NHKエデュケーショナルは、これまで20年以上にわたって、質の高い「教育コンテンツ」作り続けてきました。特にNHKの番組においては現在、子ども幼児、学校教育、語学、美術、趣味・実用など、年間9000本以上を制作しています。
私たちは、人生のさまざまなシーンで選択できる多様なメディアサービスの提供を心がけ、より健やかに、より豊かに、より楽しく生きようとするひとりひとりをサポートしていきます。
「学びたい」。そのニーズは、幼児から高齢者の方まで、あらゆる年齢層にあります。その内容は、幼児教育から健康や趣味・実用に関するものまで幅広く、多様化・個別化も進んでいます。
そうした学びたい心、人生をより豊かに過ごしたいという気持ちをサポートしていくのが、私たちの事業すべてに共通する目標です。
これからの時代は、情報を放送だけでなく、インターネットや携帯情報端末、さらには販売用ソフトやイベント開催等、さまざまなかたちで提供していくことが、いっそう求められます。放送番組を視聴することによって生まれた多様なニーズに、株式会社としての特性をいかして、きめ細かなサービスで応え、これまで番組制作で培ってきたノウハウを社会に還元します。
私たちは、先進的な教育コンテンツの制作集団として、「学びたい」というニーズに、“いつでも どこでも だれでも”接触できる多彩なサービスで応えていきます。そのための体制整備と意識改革を常に進めていきます。
コンテンツの制作にあたっては、外部の制作プロダクションをはじめとするすぐれたクリエーターたちとの連携も深め、コンテンツの質の高さと多様性を確保するとともに、コンテンツ立国に貢献します。
NHKグループの一員であるNHKエデュケーショナルが実施する事業は、放送から自主事業に至るまで、すべて公共性が高く、確かさや信頼性が強く求められています。業務に携わるひとりひとりがプロフェッショナルとしての技能と見識、高い倫理観を持って行動し、コンプライアンスを守り、業務の効率性・透明性を高めていく努力を続けていきます。
企業運営においては、職場のバリアフリー化や環境に配慮した取り組みを進めます。そして、何よりも良質な「教育コンテンツ」制作を支えるのは、「人」です。人材の確保と育成につとめるとともに、人を大切にする組織づくりに向け、いっそうの努力をしていきます。
■「NHKエデュケーショナルブランド」を確立
これまで培ってきたノウハウをいかし、より質の高い教育コンテンツを提供できるよう、制作力を強化します。また、信頼できる教育コンテンツを制作できる企業として、国際・国内共同制作への積極的な取り組みや、独自イベントやコンテンツの企画など、国内外問わずさまざまな人たちに、「NHKエデュケーショナルブランド」を広くアピールしていきます。
■「いつでも どこでも だれでも」を実現
ライフスタイルの多様化、格差社会の拡大など、学びをめぐる環境が大きく変化しています。NHKエデュケーショナルは「学びのホットライン」的な存在として、さまざまな人たちに「学ぶ機会」を提供することに努めます。そのために、テレビ、ラジオ、インターネット、携帯端末、イベントなど、多彩なメディアや方法を駆使し、「いつでも どこでも だれでも」が楽しめるような教育コンテンツ提供を実現します。
■多様な学び直しをサポート
学生から社会人、高齢者にいたるさまざまな人たちの間で、基礎レベルの学力から学び直したい、というニーズが増えています。基礎学習の段階でのつまずきは、高等教育を受けたり、社会人としての役割を果たしていく上で大きな障害となっています。そこで、人生のさまざまなステージに向けて、質の高い「学び直し」の機会を提供し、社会貢献を果たしていきます。
■「マーケティング力(りょく)」でお客様の満足を追求
3スクリーンズの時代を迎え、視聴者のニーズは、多様化・個別化が進んでいます。視聴者の【満足度+期待度】を高めていくため、リサーチ機能と問題解決能力をそなえた、強力なマーケティング集団を目指します。そのための社内研修・ノウハウ強化を積極的に行い、多面的な展開を得意とする企業として成長を遂げていきます。
■デジタル技術を活用してより多くの人に
インターネットやモバイル端末など、メディアは急速に進歩・多様化し、情報に対するニーズも大きく変化しています。私たちはこれまで、料理、語学、子育てといった分野のコンテンツを、さまざまなメディアで展開してきましたが、今後も最新のデジタル技術を使って、メディアの可能性をさらに追求し、コンテンツへの接触機会を増やしていきます。
「くらしに彩りや潤いが欲しい」 「健康に不安がある」
「新たな生きがいを探している」 「語学力を身につけたい」・・・・・・
皆さんの「学びたい」にきめ細かくお応えします。
美術教養・大型企画分野
「オンリーワン」の番組制作を目指す!
長年にわたって蓄積した専門性と国内外とのネットワークをもとに、見ごたえのある大型企画番組等を開発します。さらには、専門集団ならではの「オンリーワン」の番組制作を目指します。また「日曜美術館」「短歌」「俳句」などの定時番組では、見る人の知的好奇心を満たすとともに、これらの分野に親しみのなかった人にも楽しんでもらえるようなコンテンツ開発にも取り組みます。
生活・趣味実用分野
「こころ豊かなくらし方」を提案
生活の糧となる「衣食住」から、心を豊かにする「趣味」に至るまで、暮らしに彩りを加えるコンテンツを提案し、制作します。日常のちょっとした工夫が、暮らしを彩り、生活をおしゃれにし、人生を潤します。視聴者の目線を大切にし、エコ、安全、健康など時代のトレンドを先取りしながら発信していきます。
科学・健康分野
「身近で役に立つ」を発信!
何気ない日常も、科学の目で見れば、面白さの連続に変えることができます。その科学の力を身近に感じられるようなコンテンツの制作に、積極的に取り組みます。また健康分野では、高齢社会でますます関心の高まる最新の医療情報や、病気予防に役立つ食事や運動などを発信して、より多くの人の健康をサポートしていきます。
学校向け教育分野
「いつでも どこでも だれでも」に学びを提供
これまで培った教育現場とのネットワークをいかし、学校向けコンテンツの質を高めていきます。なかでも、「学び直し=リメディアル教材」の開発に力を入れます。学校向けのノウハウをいかし、一般家庭や職場などさまざまな場で利用できるコンテンツを開発します。学習コンテンツを必要としている人には、時間や場所、メディアを限定せず、“確かに届く”仕組みを作っていきます。
語学分野
「生きる力」の素となる「コミュニケーション力(りょく)」をサポート
「楽しさ・わかりやすさ」が強みである語学コンテンツを、放送やテキストのみならず、新しい学習ツールとして注目されているeラーニング向けにも積極展開します。さらに、脳科学の最新研究成果などを取り入れた語学教育システムの構築を進め、語学学習自体を、多面的・立体的なものにし、グローバル・コミュニケーションの促進をサポートしていきます。
こども幼児分野
こどもの毎日を「もっと楽しく豊かに」
こどもの成長段階に応じた、幅広いコンテンツを制作・提供し、こどもの“毎日”を、より楽しく、豊かにするお手伝いをします。教育テレビの番組の多くを制作している専門性をいかすとともに、今後は、よりこどもの心に届く、質の高いコンテンツの制作・キャラクターの開発を行えるよう、こどもや保護者が求めているのは何か、についてのリサーチを積極的に行っていきます。
仕事と家庭が両立できる働きやすい環境を作ることによって、すべての社員がその能力を十分に発揮できるよう、次のように行動計画を策定する。
1 計画期間
平成23年4月1日~平成28年3月31日までの5年間
2 内容
目標1:社員のワークライフバランス向上を目指し、子育て援助や休暇取得推進の具体的な施策を実施する。
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<対策>
- 平成23年度より、育児に関する制度の相談窓口を明確化する。
また、産前産後休暇や育児休職等、育児に関わる制度に関するパンフレットを作成し、社員に周知する。 - 社員のクリエイティブ休暇を含む休暇取得計画の作成や福利厚生施策の利用促進等を通して休暇取得を推進する。
目標2:次世代育成に資する番組制作や事業展開をさらに広範に進めることにより、社会に貢献する。
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<対策>
- NHK関連グループの一員として、教育を柱とした幅広いジャンルで、次世代育成支援に資する番組を制作する。
- 次の世代を担う子どもたちの成長を育むコンテンツをイベント、DVD、書籍等で展開するほか、WEBやモバイルでも最新のデジタル技術を使ったコンテンツの開発を進めるなど、さらに多様なメディアで社会の期待に応える。












