教育番組のeラーニング活用

明治大学
リメディアル(学び直し)を目的としたeラーニング教材

明治大学

  • インタビュー:2013/6/26
  • 明治大学eラーニング 教育支援部 ユビキタス教育推進事務室 宮原俊之さん
  • インタビュー:2013/6/26
  • 明治大学eラーニング 教育支援部
    ユビキタス教育推進事務室 宮原俊之さん

様々な学力の学生が入学してくるようになり、各大学で今、力が入れられているのが、入学前教育です
明治大学では、今年で3年目となる取り組みとして、入学前の学生たちを対象にしたeラーニングによる「大学入門講座」を開講し、着実な成果をあげています。
この教材では、NHK「高校講座」の番組素材を活用しており、制作にはNHKエデュケーショナル教育部も参加しました。英語と国語の基礎的な力を養う目的から、1月から3月まで受講してもらっているのは、スポーツ特別入試で合格した学生たちです。

制作担当:NHKエデュケーショナル 教育部


スポーツ特別入試の学生に効果的な「学び直し」の教材が必要だった

明治大学eラーニング 教育支援部 ユビキタス教育推進事務室 宮原俊之さん
 

明治大学eラーニング 教育支援部
ユビキタス教育推進事務室 宮原俊之さん

NHK「高校講座」を活用したeラーニング教材の背景


― スポーツ特別入試で合格した新入生を対象に、入学前にインターネットで学習させる目的は何ですか?
 

宮原: スポーツ特別入試で入ってくる学生は、試験が終わる11月以降の学習意欲の維持や、英語の文法など学力に対する「底上げ」が重要です。その意味では、この入学前学習は、「大学で勉強することの習慣づけ」にも大切な役割を果たしているんです。 さらに国語では、大学の講義の効果的なメモのとり方ですとか、小論文の書き方などに着目して、教材を作成しました。インターネットを活用した授業のトレーニングとしても、今後の大学での学びを予感させる意味があります。
  


―「学び直し」の教材として、「高校講座」にはどのような魅力があるのでしょうか?

宮原:「高校講座」のコンテンツとしての魅力は、やはり一番はとっつきやすさです。特に英語では、高校講座の英会話スキットは恋愛ドラマですので、多感な高校生には学習の動機づけとなります。
スポーツをやっている学生たちにとっては、スポ根もののような硬派なストーリーの方がいいという感想もありましたが…。教材では、そのドラマを見てもらった後、新規に作成した穴埋め問題や並べ替え問題があって、英会話の内容が理解できているか自分で何度でもチェックできるようになっています。また文法学習においても、出演者が先生役と生徒役の形で掛け合う番組の場面を視聴することで、飽きることなく学習を進め十分な教育効果を与えるコンテンツになったと思います。

  

NHK「高校講座」の魅力は?

NHK高校講座「英語Ⅰ(2010年制作)」を活用した教材の画面


NHK高校講座「英語Ⅰ(2010年制作)」を
活用した教材の画面

高校講座を視聴後に確認問題が用意されている

高校講座を視聴後に
確認問題が用意されている

大学で初めて学ぶレポート作成のために


― 番組の素材を活用して、具体的にはどんな教材になっていますか?

宮原:「国語学習」は、ラジオ講座の音声を活用しているということで、逆に様々な工夫が施されています。最初の単元では、先生が話すことをメモに取ってみる練習があり、紙とペンを使って実際に書いてみる学習を、eラーニングと組み合わせています。大学に入ったあと、授業に役立てる内容にしたいという想いが担当教員をはじめ関係者全員にあったので、今はどこの大学でも「レポートの書き方」を1年生のときに教えていますが、この教材では自分の考えをまとめて小論文を書くまでを目標にしています。


宮原:難しい表現や漢字をノートにとるコツがステップを踏んで理解できるように、NHKエデュケーショナルさんに工夫していただき、ヒントになるような仕掛けや画面もいっしょに考えました。 

黒板のイラストにポイントを記載

 

宮原:課題には、絵やイメージを描くものもあります。言葉だけで説明された内容を、実際に描いてみることで、人にイメージを伝えることの難しさを理解させます。

課題文には、絵やイメージを聞き取り、書き写すものもある

課題文には、絵やイメージを聞き取り、
書き写すものもある

 

 

文章を正確に聞き取ると、このような図形になる

文章を正確に聞き取ると
このような図形になる

 

 

 
宮原:次に、モニターに正解の図が映し出されて、今度はあなたが図形を説明してみましょうということで、説明文を学習者がテキストボックスに書いて送るという課題も与えられます。

   

興味を持続させ学び続けることが可能な教育コンテンツ

議論を積み重ねていくことで「国語」は最良の教材が完成

 

― 受け身ではなく、主体的に学習に取り組ませる工夫として、どんな議論があったのですか?

宮原:国語学習については、番組の問いあわせをしたところ「ラジオの素材になります」といわれたときは正直どうしようかなと思いました。そこで、どうやって「音を見てもらうか」というところに大きなポイントを置きました。担当教員とも相談を重ねる中で、やはり実際に書いてもらって自分で形にして知るというころに面白みを感じてもらえるのではないかということになり、国語は紙と鉛筆を使って学習するという形を前提とすることになったわけです。

たとえば、導入とまとめは、しっかり文字にしてポイントに示そうとか、各単元の学習後に、出来たこと出来なかったことをメールで送ってもらえるようにするとか、みんなで意見を出し合い、最終的に国語はラジオだったのが幸いして、逆に面白い取り組みが出来たと感じています。集中しやすく、とりあえず手を動かしてやってみようというところから始まる導入部分から展開していくという意味で、学習の流れがとても良く出来ていると思います。その点では、NHKエデュケーショナルさんは元々教育コンテンツを作られていますので、その点を踏まえて見せ方など含めアドバイスをいただけたことはとても大きかったです。

 

― 今後はこのeラーニング教材をどう広げていくお考えですか?

宮原:スポーツの学生だけでなく、一般入試や他の特別入試で入学してくる学生にも、入学前の講座として、実施できればなと考えています。また、初年時教育として、このようなeラーニングを活用できるといいのではという話は出ています。何のサポートもしていない段階にしては、受講率が高く修了者への学習効果が高かったので、こうした教材の有効性に注目しつつ、受講率と学習効果をさらに向上させるためにサポートについても検討を進めているところです。


― ありがとうございました。

  

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