番組キャラクターと、浴育コラボレーション

川崎フロンターレ
「川崎浴場組合×川崎市×川崎フロンターレ×みいつけた!  =イクフロ」

  • インタビュー:2013/5/21
  • 川崎フロンターレ広報部 部長 天野 春果さん

2012年12月~2013年2月、川崎フロンターレからのオファーにより、同チームと、市内の銭湯から構成される川崎浴場組合連合会、そして川崎市男女共同参画室と「みいつけた!」が、コラボレーションを果たしました。その名も「イクフロ」。

フロンターレがハブとなり、市が呼び掛ける男性の育児参加と、お風呂での親子コミュニケーションの促進=「浴育」を結び付け、キャンペーンキャラクターとして「みいつけた!」から番組キャラクターの「オフロスキー」が、フロンターレからは中村憲剛選手が「オフロンスキー」に扮して参加、キャンペーンを盛り上げました。

市内高津区の銭湯「高津湯」では、男湯・女湯の「銭湯絵」(浴室の壁絵)に、「オフロスキー&オフロンスキー」が描かれたほか、外壁パネルもオフロスキー、オフロンスキーのキャラクター絵で装飾され、期間中同銭湯は「オフロ(ン)スキー湯」に。

 


オフロスキー&オフロンスキーは、「イクフロ」キャンペーンの告知ポスター、チラシにも登場、ポスターは市内の広報掲示板や幼稚園・小学校に掲出され反響を呼んだほか、記念グッズとしてオフロスキー&オフロンスキーの「イクフロタオル」を製作。キャンペーン最終日に市内の各銭湯で配布したところ、いずれも長い行列ができ、「イクフロ」は好評のうちに終了しました。


担当:NHKエデュケーショナル こども幼児部

Eテレのキャラクターとコラボレーション

川崎フロンターレ広報部 部長 天野 春果さん

おもしろいことをしたいという双方の想いが企画を進める


ー 今回のキャンペーン誕生の経緯を教えていただけますか。

天野:
一番元にあるのは、地域貢献です。フロンターレができた時から、川崎銭湯組合という銭湯の組合さんには協力や応援をしてきました。ところが、10年前に150軒あった銭湯が今や60軒に減少。そこで、地域活性化を目的に2009年からオフロンターレという名前で銭湯の利用促進キャンペーンに取り組み始めたのです。

第一弾、第二弾と続けて、映画「テルマエ・ロマエ」と組み注目を集めてきましたが、第三弾はさらに面白いものが求められます。教育的なイベントで面白いことができないかと考えたとき「銭湯浴育」というコンセプトに至りました。

シンボルになるキャラクターが必要だと考えたとき、5歳と8歳の私の子どもたちが、Eテレ「みいつけた!」を見ていたことを思い出しました。

『オフロスキーがいた!』

ただ、NHKは「かたい」というイメージがあったので、企画にのってもらえないのではとあきらめかけていました。しかし、フロンターレの選手が「ピタゴラスイッチ」や「大天才テレビくん」に出演していたので、ディレクターの方に担当者を紹介してもらえないかとご相談したのがはじまりです。


ー 対応させていただいたのは、NHKエデュケーショナルこども幼児部です。
  どのように検討していったのでしょうか?
 

こども幼児部:企画書を見せていただき、検討に入りました。「みいつけた!」の番組制作担当者、二次展開担当者とも、いつも何か面白いことをしたいと思っていますので、オフロスキーがおふろコミュニケーションをPRするなんて面白そう!となりました。番組出演者もたぶん喜んでやってくれるだろうという思惑のもと、どうしたら実現できるかをNHKとも協議しながら詰めていきました。

キャンペーンのポスターにオフロスキーを登場させたい、市内の銭湯・高津湯さんをオフロスキー&オフロンスキー湯にしたい、キャンペーンに参加してくれたお客さんにオフロスキーのグッズをプレゼントしたい、というお話でしたので、キャラクター使用およびグッズ化の条件をご提示しました。
タオルなどノベルティグッズについては、「みいつけた!」の商品化窓口を担当するNHKエンタープライズにキャラクター使用の申し込みをしていただきました。


公共性の高い事業には前向きに

NHKエデュケーショナル

オフロスキーの銭湯絵が描かれた「高津湯」

オフロスキーの銭湯絵を目指し「高津湯」の前に長蛇の列が!(川崎市高津区溝口)

親子でのコミュニケーション「浴育」を柱に

こども幼児部:NHKは公共放送ですので、勿論ですが、ある一企業の商品を売るためのお手伝いを番組がすることはできません。今回の企画が実現に至るにあたって、一番大きかったのは天野さんが仰っていた通り、企画が基本的には地域貢献、一種の「子育て支援」というところからスタートしている点でした。

NHKの幼児番組は番組の中に「情操教育」や「身辺自立」などいろいろなテーマを持っていますが、中には「環境教育」や「食育」をテーマにした番組もあり、それならば「浴育」も意義のあることだと考えました。おふろをきっかけとした親子コミュニケーションの促進やお父さんの育児参加など、子育て支援のお手伝いもできるので公共性がありキャラクターを活用いただくことに問題ないのでは
ないかと判断しました。

天野:最初に一企業の宣伝のためにはできないとパシッと言っていただけたのでかえってテキパキと進みました。そのため、効果的に話題性を喚起することが可能となり想像していた通りのキャンペーンが実現できました。

こども幼児部:キャラクターライセンスのビジネスは、番組や番組キャラクターの普及促進という側面があります。いろんな人にグッズを手にとってもらうことで番組を見終わった後もそのキャラクターに親しんでもらうことができる。グッズにするのも番組を見ていただく上で並行してやっていくべきという考え方です。

 

主題であった「地域活性化」を実現

子どものいる家庭への認知は絶大

天野:中村憲剛選手は、「みいつけた!」のファンでした。(憲剛選手の)子どもが小さいので、「みいつけた!」をよく知っていて、始めからとても乗り気だったのです。キャンペーンがスタートしたある日。憲剛選手が日本代表でヨーロッパ遠征に行った時のことです。海外で活躍中の岡崎選手や乾選手に「オフロンスキーさんですか?」とさんざんからかわれたそうです。
岡崎選手も子どもが小さいので、「すっごく羨ましがられたよ~」と、言っていました。
 
サッカー選手に限らず、小さな子どものいる家庭は、Eテレを見ていない日はありません。
私の子どもは、朝、僕が起きる前からEテレを見ています。「にほんごであそぼ」や「えいごであそぼ」「クインテット」など、私もとても詳しくなりました。

地域の子ども達への強力なアピールに


ー 
今回の地域活性化キャンペーンが、意外な広がりをみせたと聞きました。
 
天野:そうです。オフロスキーが関わることで、未就学児に広く知ってもらうことができたと感じています。小学生に向けては、教育委員会やサッカースクールを通じて様々な情報を流してきました。

しかし、幼稚園・保育園の年代に対してはまだまだだったのです。今回オフロスキーとのコラボによって、キャンペーンの浸透に加え、クラブに対しても温かいイメージを持ってもらえたと感じています。

憲剛選手が幼稚園に自分の子どもを送りにいった時、大勢の子どもたちが集まって「オフロンスキーが来たー!」って大騒ぎになったと聞きました。あと、お母さん方からも「オフロンスキーさん、どうでした?」と、声をかけられるそうです。憲剛選手も「すごいよ、スーパーヒーローだよ、誰もサッカー選手だって思ってないよ」と言っていました。

サッカーじゃないんですよ。子ども番組から入って親しみを持ってもらったほうが全然いいなと感じています。オフロンスキーというキャラクターを演じていた中村憲剛(笑)を目当てに、サッカーの試合を見に来ていただけます。「あのオフロンスキーの人がボール蹴ってるよ」って。逆なんですよ。すごかったですよ。

 ー ありがとうございました。

 

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